冬の間は ...寒肥と殺虫・殺菌

寒い冬,いやですよね。暖かい部屋でぬくぬく。
だけど,どうしてもしておかなきゃいけないことが三つあるの。
消毒と,寒肥と,剪定。
ばらの木がおねんねしてる間に害虫と病原菌を一網打尽!
一年分の肥料をあげて...元気な枝とシュートを出させる剪定。

最後の剪定は春になる前の作業の方に書いておきました。
暖かい日を選んで寒肥をあげて虫やばい菌を根絶しておきましょうね。
時期はばらが眠っている冬の間に。

ばらが冬眠していて,根を切ってもあんまりダメージがない時期に一年分の元肥をあげて,ついでに土の性質も改善しておきましょう。
ですから,ゆっくりと効いてくる有機質の肥料(遅効性肥料)をメインに...これは化学肥料で痛んだ土の性質を改善する効果もあります。
牛糞と腐葉土をたくさん,油かすと骨粉を混ぜて,それに,遅効性の化学配合肥料と熔性燐肥をパラパラ。あとは薬味のつもりで過燐酸石灰と硫酸カリウム(この二つは速効性ですから入れすぎないこと)。マグアンプKを混ぜてやれば理想的なんでしょうけど高価なのでこれは植木鉢専用(笑) 人によっては鶏糞を使ったりバーク堆肥やピートモスとか...様々でしょうがいずれにせよ有機物を主体にということだけは意識しましょう。
いろんな肥料を混ぜるのが面倒な人は市販のバラの肥料。
これをよく混ぜて,幹から離れた根の先の辺に何カ所か深い穴を掘ってどっさり埋めてやります。根をおびき寄せるつもりで(笑) 細い根が切れてもぜんぜん気にする必要はありません。余ったら周りの地面にも撒いて軽くすき込んでおきましょう。
ついでに地表に苦土石灰を撒いて酸性になった土を中和して上げましょう。
過燐酸石灰と(苦土)石灰を混ぜるとりん酸肥料の効き目が無くなりますから注意してね。

ばらが休眠している冬は強い薬を掛けられる唯一のチャンス!
お奨めは石灰硫黄合剤。説明書を見て驚くでしょうがすごい高濃度で使います。
これで害虫も病原菌も退治して春からのんびりばらの生長を楽しみましょう。
黄色い液体が入っていて、開けてびっくり! 鼻が曲がるような強いにおい。
家の中で開ければひんしゅくを買うこと確実ですから屋外で開けましょうね。
このにおいの元はおもに不純な硫化水素。あまり吸い込まない方がいいですけど硫黄泉に湯治に行ったと思って我慢しましょう。
手や服に掛けないようにも注意してください。強アルカリ性でウールのセーターなどは確実に穴があきます。
噴霧器で...って書いてあるんですけど,これが大変なんですよね。霧になった液体が風に乗って...それと噴霧器の後始末も。    ...というわけで私は噴霧器の代わりにじょうろで撒いています。ばらの木の上からじゃぶじゃぶ。地面もビショビショになりますけど土の殺菌にもなるし石灰分の補給にもなると思って気にしないこと。ばらの木の背が高すぎてかけられないと思ったらその前に枝を適当に切ってしまってもぜんぜん問題ありません。どうせ春先に剪定して切りつめるんですから。薬剤で濡れた枝が服にさわらないように注意しましょう。
あとはじょうろを水ですすいでおしまい。じょうろのハス口だけは金具でしたら丁寧にすすいでおきましょうね。さびちゃうと困りますから。
この手抜き法なら30分で済む作業ですので冬の間に二回くらい撒いとくといいんですけどね。

バラ栽培法-4 冬の作業