福ちゃん本舗とは

2001年秋、近所の森の木に数日間繋がれたままの犬がいるとの情報を耳にし、雨の日私はその子を保護しました。
その子は誰かにリードを放してもらっていたのですが、、飼い主さんが来るのを待っているかのようにその場を動かず、雨の中じっとうずくまって震えていたのです。こんなに健気な子を置き去りにする人間の身勝手さに怒りを覚え、また我が家に迎えることが難しい状況でもあったので、この子には1日も早く暖かい家族を見つけてあげようと思い、ひとまず連れて帰りました。そして幸福が来るように「福ちゃん」という名前をつけ、たくさんの方々のお力をお借りしながら、福ちゃんの幸せ探しを始めたのです。
ところが数日後、届け出をしておいた動物愛護センターから連絡があり、やがて福ちゃんは捨て犬ではなく迷い犬だったと判明。木に繋がれていたという状況については不明ですが、なんとか無事に飼い主さんの元に帰ることができました。
福ちゃんと過ごしたのはほんの3日間。けれど、福ちゃんのおかげで、私はたくさんのことを改めて学びました。命の重さ、犬を保護することの重大さと心構え、周りの方々の暖かく力強い助け。また、状況予想だけの判断で行動してはいけないということも学びました。この経験を通して、これはこぼすことなく今後も生かさなければならないと思ったのです。また少しずつ調べていくうちに、更なる悲しい現実も見つめなければならない状況に直面し、これらを伝えていく必要があると日々感じています。
すぐに飼い主さんの元に戻れた福ちゃんは、本当にまれな幸運犬。まだまだ幸せを探しているわんちゃんたちはたくさんいるのです。そこで、少しでも迷い犬・里親探し犬の力になれるサイトをオープンしようと決意しました。迷って不安な子には家族の元に戻ってほしいし、また事情がある子にも新しい暖かい家族を見つけてほしい。不幸な子は1日も早くいなくならなければいけないのです。
現在まだまだ見直さなければならない社会の改善と、そしてみんなが早く福ちゃんになれますよう願いをこめて、福ちゃんの名前をとった「福ちゃん本舗」です。

このサイト開設にあたり、いつもながらアドバイスをして下さったペットクリニックのI先生、法律面で情報を下さったN卵弁護士、そして開設のきっかけになった福ちゃんと福ちゃんをご支援下さったたくさんの方々に心より感謝いたします。

2001年10月29日


福ちゃんはとても元気で、人なつっこいMIXの男の子。
たった3日間でも人気者となり、多くの方々の手助けと愛情に包まれて過ごしました。
福ちゃんの保護状況は「福ちゃん情報」で、飼い主さんの元に戻るまでの記録は「福ちゃんのしあわせ日記」をご覧下さい。


管理人(みち)について。
恵まれた犬ライフを送っていたが、1頭の迷い犬「福ちゃん」との出会いによって、改めて犬ライフを見直すこととなる。
わんことプリンとお花が好きな、フツーの愛犬家。